【ベランダDIYは難しい?】バルコニーに屋根を後付するメリットと注意点
こんにちは岩田です。
今回は私の父親が3階バルコニーに屋根をDIYしてくれたので、DIYを検討している人向けに紹介することにしました。
まず、はじめにビフォーアフターからです。
外から見た写真。
ちなみに我が家は旗竿地です。
ビフォー
アフター
外から見ても屋根がついたのがよくわかります。
立派なベランダになりました。
ちなみに父親はDIY上級者です。
DIYの様子を間近で見てバルコニーに屋根を設置するはノウハウさえ分かればできなくはないと思いましたが、経験やコツも分かってないと難しいかもしれません。
ちなみに一番感じたのが危ないことです。
自分でもできなくはないかなとは思いましたが、やりたくはありません。笑
ベランダとバルコニーの違い
皆さんはバルコニーとベランダの違いって知っていますか?
バルコニーとベランダの違いは、
・ベランダ:2階以上で屋根がある
・バルコニー:2階以上で屋根がない
というだけの違いです。
2階以上の階でどちらも家から張り出したスペースであることには違いはありませんが、屋根があるかどうかで呼び方が変わります。
よって我が家の3階部分にある外に張り出したスペースはバルコニーと定義されるようです。
今回、屋根を設置したことにより我が家のバルコニーはベランダに生まれ変わりました。
バルコニーのデメリットついて
我が家は家は中古住宅です。
ベランダが2階、バルコニーが3階にあります。
2階にベランダがあるのに何故バルコニーを3階に作ったのか謎です。
洗濯物を干すなら2階で十分です。
しかしながらメリットもあります。
2階と比べると日当たりの良さが違います。
それが理由で、バルコニーで野菜を育てたり、布団を干したり、たまに洗濯物を干したりしていました。
しかし、バルコニーには不満を感じていました。
天候に影響を受ける
雨の日は洗濯物が干せない、急な雨で干していたものが濡れるといったことに不満を感じていました。
2階のベランダでは布団を干すにはスペースが狭いので3階を使用していました。
屋根がないので天気が悪いと干すことができません。また、雨が降ると当然雨ざらしになります。
布団を濡らしてしまったことはありませんでしたが、シーツを干しているのを忘れてしまってせっかく洗濯ものを台無しにしてしまったことは多々ありました。
部屋が暑くなる
バルコニーへの出入り口は2つあります。
1つは引き戸、もう1つは窓です。
開放感を出すために窓は広めにしたようですが、バルコニーからの照り返しにより隣の部屋は夏の時期はとても暑くなるというデメリットがありました。
おそらくバルコニーの影響だけではありませんが、それでもバルコニーの影響で3階は温度が上がっていたと思います。
ベランダのメリット(屋根設置後に関して)
屋根を設置してベランダにしたことで実感したメリットです。
涼しくなった
屋根には遮光を抑える効果のあるポリカーボネートの波板を使用しています。
その効果もあり、日光による温度の上昇が緩和され、暑さがましになりました。
それでも、今の日本の気候は異常なので暑いのには変わりありませんが。笑
クーラーの効きは良くなりました。
天候に影響されなくなった
雨の日でも全く問題なくなりました。
正直洗濯物より困らなくなったのが、育てている野菜の管理でした。笑
水耕栽培をしているので液体肥料は毎日上げないといけなくて雨の日はバルコニーに出るのが億劫だったのですが、気にせず水やりができるようになりました。
また野菜の吊り下げ栽培をできるというメリットもあります。
屋根のDIY
少し前置きが長くなりましたが、DIYの構想から実際の作業手順を簡単にご紹介します。
屋根設置の構想
手書きの図面です。
ある程度は取り付け後に調整していましたが、事前に測定して寸法からどのくらいにするか手書き図として整理していたようです。
上からの図面
部屋側の図面
出入り口側の図面
我が家のバルコニーですが、出入り口側と部屋側に面した4畳ほどのスペースです。
屋根を取り付けるにあたり、まず第一に検討することが、どこに固定するかということだと思います。
何故なら固定しないと風で飛ばされてしまう可能性があるからです。
屋根のフレームは2面の壁にネジ止めして、屋根の脚をバルコニーの手すりにネジ止めして固定しています。
屋根の脚はどこに固定するんだろうと思っていたので父親の発想には驚きました。
以下簡単な作業の様子です。
作業にかかった時間ですが、丸2日くらいでした。
しかし、材料は事前に購入して自宅で切ったりしてくれているのでそれも含めると3日以上かもしれません。
作業手順
①アルミフレームの固定
部屋側の壁にアルミフレームを固定します。
固定する前にどの位置に取り付けるか決めてフレームに下穴をあけてネジで固定していました。
我が家の壁はそのままでは空回りするようなので変わったかたちのネジを使用していました。
同じく出入り口側にもアルミフレームを取り付けていきます、
勾配をつけるために斜めに取り付けています。
②脚の固定
脚底の部分をバルコニーの手すりにネジで固定しました。
その上からアルミフレームの脚を取り付けることで屋根の脚はバルコニーに干渉せずに固定ができました。
写真では1箇所しか撮影していませんが、同様にもう1箇所取り付けしています。
③屋根のフレーム取り付け
壁に固定したアルミフレームと脚部分をアルミフレームで繋ぎます。
波板を載せる用のフレームと波板を収めるフレームを取り付けていきます。
真ん中に2本波板を乗せるためのフレームをつけています。
写真は取り忘れましたが、全て仮組みしてからドリルでともあけしてネジを固定してます。
落ちたら大怪我じゃすまないので見ている方はひやひやものでした。
フレームがついたので育てていたしたトマトを誘引できるようになりました。
この時点でかなり屋根っぽくなってきました。
④波板の取り付け
波板はコーナンで遮光性のあるポリカーボネートを5枚購入しました。
アルミフレームに1枚ずつ取り付けていきます。
窓側と手すり側のアルミフレームはヨの形になったフレームで上側が波板が納まるくらいのサイズになっています。波板厚みが9mmなので10mm幅のものを購入したそうですが、1mmのクリアランスでも入れるのが大変そうだったので2mmくらいのクリアランスでも良いかもしれません。
波板は上から波板固定用のフックで取り付けます。
全部で70箇所くらい固定しました。
これで台風でも問題ないはずです。
波板は重ねて取り付けるようにして雨が入らないようにしています。
完成
全て取り付けたら完成です!
かなり上手に取り付けてくれてとても大満足です。
あとは、雨樋をつけた方が良いそうですが、今のところ設置予定は未定です。
設置したら更新しようと思います。
まとめ
屋根の設置により我が家の3階は天候に左右されない快適空間になりました。
さらに今までは雨に濡れるのですだれを使うことを躊躇していたのですが、問題なく使用できるようになりました。
あとは風鈴があれば完璧かもしれません。
ちょうど、隣の部屋にクーラーを設置したところだったので遮光性のある屋根を取り付けたことで部屋と室外機の両方暑くなるのを防いで冷房が効きやすくなりました。
バルコニーに屋根を設置すること自体は非常にメリットがあることだと思います。
特に雨漏りの観点から考えてもとても良かったです。
しかしながら、DIYでするかは要検討といったところです。
趣味や安く取り付けたいということであれば挑戦してみても良いかもしれませんが、自分でやるにはなかなか難しいことや危ないことを実感しました。
2階や3階の危ないところで屋根をいきなり設置するのではなく1階など比較的危なくない場所からチャレンジしてみた方が良いかもしれません。
クーラーに関してはちょうど室外機カバーを先日取り付けました。
いかがだったしょうか?
DIYは難易度が高いかもしれませんが、屋根を取り付けることで、とても過ごし良くなりますよ!
個人的には3階で育てている水耕栽培の野菜が育てやすくなったのでとても喜んでいます。笑
今回は以上です。